相談事例

加古川の方より家族信託についてのご相談

2022年04月02日

Q:家族信託について司法書士の先生に伺いたいのですが、信託財産の内容を後から変更することはできるのでしょうか。(加古川)

 

家族信託についてご相談したくご連絡いたしました。私は加古川在住の70代の主婦です。経営者であった夫は5年前に亡くなり、現在は息子夫婦と一緒に住んでいます。私自身はまだまだ元気のつもりでいますが、認知症になったときに備えて家族信託をしたらどうかと息子に言われ、前向きに検討しています。しかし急にすべての財産を息子に任せるというのは決心ができず、まずはいくらかの財産を管理してもらい、問題なければ信託財産の内容を見直し、増やすというのはどうかと考えたのですが、そのようなことはできるのでしょうか。(加古川)

 

A:家族信託契約後、信託財産を追加することが可能です。

家族信託はそのご家族に合わせ、財産管理を柔軟に組み立てることができることが特徴です。

今回のご相談者様のケースであればまだ家族信託契約前ですので、前もって信託契約書に金銭の追加が可能である旨を明記しておくことでスムーズに進めることができます。例えば信託契約書に以下のような文言を入れておくと良いでしょう。

(例)受託者名義の信託口座に委託者がお金を振り込むことにより、追加信託契約の成立とする。

このような内容を信託契約書に定めておくことで、委託者であるご相談者様が指定の口座に振り込むだけで、信託財産を増やすことが可能となります。

なお、不動産の財産を追加したい場合には名義変更が必要となりますので、その都度信託契約書の作成と登記手続きが必要となります。

 

契約後に信託財産を追加することを「追加信託」といいます。信託契約を結んだ後に金銭の追加をする場合には委託者、受託者、受益者の合意が必要となり、新たに追加の信託契約書を作らなければなりませんので注意しましょう。

今回は認知症になった時に備えて家族信託を検討しているということですが、追加信託は契約行為であるため、委託者であるご相談者様の判断能力が不十分であると判断されると行うことができませんので、ご注意ください。

家族信託は柔軟に財産管理を設計することができますので、そのご家族に将来起こりうる出来事を予測し、それらを踏まえて設計する必要があります。家族信託をお考えの際には家族信託に詳しい専門家に相談することがおすすめです。神戸家族信託相談センターでは加古川近辺で家族信託をお考えの皆様のお悩みをお伺いしております。お話をお伺いし、皆様のご家族に合った家族信託をご案内いたします。加古川にお住まいの皆様、加古川近辺で家族信託に詳しい事務所をお探しの皆様はぜひ一度神戸家族信託相談センターへご相談ください。

 

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