相談事例

神戸の方より家族信託のご相談

2019年10月21日

Q:まだ小さな孫の将来のために家族信託はできますか?(神戸)

私は現在神戸のマンションに住んでおります。主人は数年前に亡くなり、一人暮らしです。既婚の息子が一人おり、来年小学校へあがる孫もいます。私は今住んでいる神戸のマンションの他にも複数の不動産を所持しており、将来はそのうちの一つを孫にもあげたいと思っています。ですが孫はまだ未就学児ですし、マンションの管理などはできないので、家族信託を考えております。今は信頼のおける不動産知識のある知人に維持・管理をお願いしていますが、私に万が一のことがあったあと、孫が大きくなった時点で確実に渡るように、私の意識が元気なうちに家族信託をしておきたいです。まだ小さな孫のために、家族信託はできるのでしょうか。(神戸)

 

A:お孫様の将来のために、家族信託を活用することができます。

今回のご相談者様のように、ご自身の亡くなった後に資産をお孫さんやお世話になった方へ残したいと考える方は多くいらっしゃいます。お孫様へ不動産の一つをあげたいとなると、その方法としては、いくつか考えられます。その一つとして、生前贈与という方法があります。しかし、ご指摘のとおりまだ未就学児のお孫様に不動産を管理することは難しいでしょう。もう一つ考えられるのは、遺贈です。遺言書でお孫様に対象不動産を遺贈することができますが、こちらもお孫様がご自身で管理など出来る年齢になっていない場合、登記や維持・管理はご子息の主導権になると考えられます。このような問題点を解決する一つの資産管理方法として、家族信託が注目されています。今回のご相談のケースでは、ご相談者様を委託者、そして第一受益者、お孫様を第二受益者、そして信頼のおける不動産知識のある知人の方を受託者として信託を設計することができます。ご相談者様の不動産を知人の方が維持・管理し、生前はご相談者様、時期が来たら、ご相談者様に代わってお孫さんへお渡しするように設定することができます。

 

こちらでご紹介した例は一例となり、家族信託では実に様々な財産管理を設計する事ができますので、ご家族の状況にあった信託の設計をすることが大変重要になります。ご家族ごとに起こり得る将来のことを加味したうえでそのご家庭に合った信託を設定するには家族信託の経験豊富な専門家に相談することをおすすめします。神戸で家族信託をお考えの場合には、神戸家族信託相談センターをご活用ください。お客様のご相談内容をお伺いし、ご相談者様のご家庭に合った家族信託の設計をご提案させていただきます。

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